本宅ブログで映画ネタを中心に書いていたところにBL系ネタが増えてきたので、「じゃあ別宅ブログを作って、そっちでBLネタ書こうか」となりロテンシスができ、今度はそのロテンシスで書いてきたレビュー/感想の出来に納得しがたくなってしまい、加筆修正など施してサイバーシープ(電脳仔羊)に移動させました。
なので、ロテンシスに来られる方はほっとんどいらっしゃらないんですけど、とりあえずコラムやつぶやきなど雑記はこっちで書き連ねることにしました。あんまり人来ないから、BL系だけどマイノリティな考え方やなかなか漏らせない本音も書けそうだ☆
とゆーわけで、今日はちょっと腐っぽい映画ネタを♪
(前書き終わり)
以前から、ゲイorゲイっぽいキャラクターが出てくる映画だったりの紹介は、旧ロテンシスでもやっておりました(ex.「マイプライベートアイダホ」「人生は上々だ」「ブロークバック・マウンテン」「フィリップ、きみを愛してる!」「人生はビギナーズ」「イン&アウト」」「シャーロック・ホームズ(ガイ・リッチー版)」「五線譜のラブレター」「ベルベット・ゴールドマイン」など…きっとまだある)
そーゆー「明らかにゲイ」「ストレート設定にしてあっても制作側が意識して狙ってる」映画ではなく、「なんかこれ怪しい/ヘン/友情を超えていないか?」と思われる映画を秋林の視点で選んでみたいと思います。
◆ その1 年下攻
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いわずと知れたSF超大作。1本くらい有名なのを挙げなくちゃ!
昔からスラッシュ(≒そっち系パロディ)で扱われているし、実際(ルーカスの目に留まらない程度に)見受けられてきたため「(そういう関係に)思えちゃうのは世界共通か」としみじみ感じ入ります。
なかでも秋林が一番「おいおいおいおいおーい!?」だったのは、ep3でのユアン演じるオビ(声・森川さん)とデン演じるアナキン(声・浪川さん)でしょうか。「このオビとアナキンの師弟愛が強すぎて、なんとも云えないわ~☆」と腐的にうっとりしていたんです。
そしたら、最後の悲しい決戦でオビがダークサイドに堕ちたアナキンに――
「そこまで腐ったか!」
……森川ユアンに怒られました。 よりによって帝王に怒られたよ…ブツブツ…。
そして勝利したオビが去り際、アナキンに――
「愛してたのに!(続く「弟だと思ってた」は聞こえなかった)」
私の目には「恋人がいるくせに、兄弟子かつ師であるオビにやたらと執着するアナキンを、高潔でストレートなオビが(その愛の強さと正義のフォースの狭間で揺れながらも)泣く泣く関係を斬った。アナ×オビ、まさに悲恋」と映りました。
きっとまたオビに「そこまで腐ったか!」って怒られるんだわ…。 ダークサイドに堕ちたのはアタシ。
◆ その2 オヤジの忍ぶ恋
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妻を亡くしたアメリカ大統領(マイケル・ダグラス)が、環境活動家の女性(アネット・ベニング)に一目ぼれし、大事な選挙を控えているのに「アメリカ大統領だって恋をすればフツーの男」、その恋の噂に乗じて画策する政治敵に何度も足元をすくわれそうになる…という話で、実はロマンス映画だったりするんですけど、大統領の古くからの友人である副大統領(チャリ坊パパ…マーチン・シーン)が、大統領のことを昔からずっと思い続け「アイツがいるから俺は…でもこの気持ちは絶対に秘めなければならない」切ない男に見えるんですよー。ダグラスはベニングに夢中。ああ!なんて切ないチャリ坊パパ! とくにダグラスとチャリ坊パパがビリヤードに興じるシーンでは、その切なさが背中越しに伝わってきます…。
マイケル・J・フォックスが脇役で出演しています。彼の伝記によると、脚本に魅せられなんとしても出たい――でも病気が理由で降板させられるかもしれない、それは嫌だ――必死に病気を隠しながら演じたそうです。
尚、マイケル・ダグラスが品良く見えるという稀有な作品でもあります。 どこまでもひとこと余計。
◆ その3 高校生ジェラシー愛
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ジョン・ヒューズが脚本を手掛けた青春映画の1本であり、80年代ティーンズ・ムービーのアイドルだったモリー・リングウォルド主演作。裕福とはいえないけれど、アイデア満載で独自のお洒落を楽しんでいる女の子(モリー)がクラスの王子様的男の子(アンドリュー)に恋をし、幼なじみのダッキー男の子(クライヤー)とてんやわんやしながら高校生活を営む…という話で、恋愛は絡んでいるけれど、どちらかといえば当時の米国女子高校生の生活風景をメインに据えて描いているかな~と思います。
当時ジョン・ヒューズや学校を舞台とした青春映画を観ていて思ったのは、「米国の学校生活はクリーク主体、家の格だったり親が金持ちだったりといったステイタスで分けられていたりして、クリーク内外ではずいぶんとイジメがあったりしたんだなー」ということでした。この映画でもクラスの王子様アンドリューと格差のあるばっかりに、モリーがイジメられます。それが同性じゃなくて男の子にですよ!?
アンドリューの友人でハイソな男の子ステフ(ジェイムズ・スペイダー)が、モリーにヒドイこと云うんです。
それがまるで…嫉妬したスペイダーが「俺のアンドリューにしょーもない女が云い寄ってきた」とモリーを牽制したように見えるのです。スペイダー、アナタ、アンドリューのことマジ好きでしょ?…みたいな。
モリーとアンドリューはくっついたって別れるだろう――そしたらキミの出番だよ? …でもフラれる思う。
◆その4 歪んだ愛
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WBロゴを背負う男、キアヌ・リーブス主演作。ハリウッド大作なのに漂うB級感がgoodな1本です。
死者や地獄が見える特殊能力が嫌になり、少年時代に自殺未遂をしたことで天国にいけない男コンスタンティン(悪魔祓い業)が、地獄の使者たちと戦い退治することを生業としているのは、「こんな善い行いをしているんだから天国へ行けるはず」というワガママさから。その身勝手だけど魅力的なコンスタンティンの人となりが大フィーチャーされ、見どころのひとつになってるんですけども…まーこれがビックリするほどキアヌ総受な映画で。とくにサタンの歪んだ寵愛はあからさまで、コンスタンティンもタイヘンだー!です。
キアヌが珍しく低音で節のあるセリフ回しをしているという点でも貴重といえる作品ですが、悪魔に好かれるキャラを演じるのはお得意なのかも?
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これも悪魔が出てくる映画。キアヌの美しさではこっちのほうが上かも。ちなみにボディ・ダブル使ってない、あれは自前のお尻だそーです。
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